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内装を考える上で考慮すべきこと
飲食店の開業を進めるにあたり、考えるべきことがたくさんあります。どこにお店を構えようか、コンセプトはどうしようか、看板やメニューはどういうデザインがよいのか、必要なスタッフの人数、集客方法など様々にあります。ひとつひとつ決めていくのは大変時間のかかる作業ではありますが、自分でお店を作っていく醍醐味であるともいえますし、その後の経営に大きく関わる重要なことだといえるでしょう。もし、居抜き物件を利用した場合は内装工事だけで済むので、コストを抑えることができます。内装工事を依頼するときにも、検討し決めていくことがいくつかあるので、ご紹介しましょう。
お店の内装を考える際に、必要なことは多くあります。自分の好きなスタイルで作り上げたいという方もいると思いますが、さらに広い視点で考えることが大切です。まず、お店のコンセプトと合っているかということがあげられます。くつろげるような温かみのある店舗を目指しているのに、カラフルで個性的な内装に仕上げてはお客様もゆっくりできませんし、期待している客層も異なってきます。洋食をメインで扱っているのに、内装に和の要素を取り入れすぎても、統一感のない印象になってしまうでしょう。
また、座席数をきちんと確保できるか、回転率のよい座席を取り扱っているか、集客を見込める素敵な空間になっているかなども検討する必要があります。お客様の視点に立つことも大切ですが、働く従業員の視点に立つことも大切です。キッチンが狭すぎないか、従業員が通るスペースは十分にあり、ぶつかってしまわないかなど働きやすさを考慮することも重要でしょう。従業員の働く環境が整っていると、お店の回転率や集客にもつながり、実際の経営にも大きく影響してくるのです。
このように内装ひとつとっても、様々な視点から考える必要があり、決めていかなければなりません。すべてを叶えることは難しいかもしれませんが、中でも重要なことをひとつずつ確認していき、できるだけ理想に近づけていくとよいでしょう。