特集記事

店舗の内装工事で気を付けるべき4つのポイント 業者選びや相場感を把握しておこう!

店舗の内装工事で気を付けるべき4つのポイント 業者選びや相場感を把握しておこう!

▶その他の「飲食店開業の流れ」に関する記事はこちらから!

内装を考える上で考慮すべきこと

飲食店の開業を進めるにあたり、考えるべきことがたくさんあります。どこにお店を構えようか、コンセプトはどうしようか、看板やメニューはどういうデザインがよいのか、必要なスタッフの人数、集客方法など様々にあります。ひとつひとつ決めていくのは大変時間のかかる作業ではありますが、自分でお店を作っていく醍醐味であるともいえますし、その後の経営に大きく関わる重要なことだといえるでしょう。もし、居抜き物件を利用した場合は内装工事だけで済むので、コストを抑えることができます。内装工事を依頼するときにも、検討し決めていくことがいくつかあるので、ご紹介しましょう。

お店の内装を考える際に、必要なことは多くあります。自分の好きなスタイルで作り上げたいという方もいると思いますが、さらに広い視点で考えることが大切です。まず、お店のコンセプトと合っているかということがあげられます。くつろげるような温かみのある店舗を目指しているのに、カラフルで個性的な内装に仕上げてはお客様もゆっくりできませんし、期待している客層も異なってきます。洋食をメインで扱っているのに、内装に和の要素を取り入れすぎても、統一感のない印象になってしまうでしょう。

また、座席数をきちんと確保できるか、回転率のよい座席を取り扱っているか、集客を見込める素敵な空間になっているかなども検討する必要があります。お客様の視点に立つことも大切ですが、働く従業員の視点に立つことも大切です。キッチンが狭すぎないか、従業員が通るスペースは十分にあり、ぶつかってしまわないかなど働きやすさを考慮することも重要でしょう。従業員の働く環境が整っていると、お店の回転率や集客にもつながり、実際の経営にも大きく影響してくるのです。

このように内装ひとつとっても、様々な視点から考える必要があり、決めていかなければなりません。すべてを叶えることは難しいかもしれませんが、中でも重要なことをひとつずつ確認していき、できるだけ理想に近づけていくとよいでしょう。

業態別内装費用相場

内装工事を検討する際に、気になるのがやはりその費用ではないでしょうか。業態によっても金額は異なってくるので、それぞれみてみましょう。

カフェ・喫茶店 約27.2万円
居酒屋・ダイニングバー・ビアレストラン 約35.2万円
和食 約50.3万円
洋食 約32.8万円
中華 約29.9万円
焼肉・鉄板焼き 約123.0万円

これは一坪あたりの目安の金額になるので、その規模によっても金額は変わります。比較してみると、焼肉や鉄板焼きのお店は内装費用が高額になっています。これは排煙設備をテーブルごとに設置する必要があるためです。反対に、カフェや喫茶店は本格的な厨房設備が不要になるため、他の業態よりも費用がかからないといえます。和食の店舗も、障子のような建具や、木や和紙などの素材を取り入れ、内装に和の雰囲気を演出するため工事費用が高めになっています。

自分が開業したいと検討している業態の内装費用がいくら必要なのか大体の目途が立てられるので、確認しておきましょう。

■関連ページ:店舗の内装にかかる費用は?設計から施工までの必要な工程と選択肢

業者選定のポイント

どのような内装にしていくか決まったら、業者に依頼します。業者を選ぶことは、店舗作りのパートナーを選ぶことともいえるので、非常に重要です。高い出費になることや、後からやり直しがきかないこともあるので、結果としてこちらの期待にきちんと応えてくれるところを選びたいものです。ほとんどの場合は信頼度が高いという理由から、知り合いの業者か、知り合いに紹介してもらった業者に依頼する方が多いでしょう。しかし、始めからすべてを信用してしまうのは危険です。専門的な知識がないことに付け込んで、余分に費用を上乗せする悪徳な業者も少なくないからです。このようなリスクを回避するためにも、複数の業者に見積もりを依頼することや、どの項目にいくらかかっているのかなどの明細をきちんと確認するようにしましょう。

また、必須条件として、以前に飲食店を手掛けている業者を選ぶことです。これは、営業許可に関係しているあらゆる関連法規に精通していることや、売り上げによい影響があるレイアウトの方法などについての知識があるためです。

さらに、信頼関係も必要となるので、どのようなことも親身になって相談を受けてくれているか、こちらの意図を理解してくれる姿勢を感じられるかどうかも大事なポイントといえるでしょう。

内装工事における注意点

内装工事を依頼する際には、その注意点を知っておくことで安心できるといえるでしょう。
まず、全体のスケジュールを把握しておくことです。内装工事が完了するまでの期間を確認しておくことはもちろん、オープンに間に合うようにデザイン設計や施行を依頼する必要があります。そして、業者と契約を結ぶ前に工事内容もきちんと確認しましょう。万が一、プラン変更をしたいとなると契約後では見積額も工事期間も大幅に変わってしまうのです。これを防ぐためにも、依頼している素材のサンプルや模型などで内装のイメージがきちんと合っているかどうか細かく把握しておくことが大切です。

内装工事が始まったら定期的に足を運び、実際に自分の目で確認しましょう。これは手抜き工事の防止にもつながります。内装工事が完了するまで足を運ばない方も中にはいるようですが、施行過程を確認しておかないと自分が依頼した通りのものになっているかわかりません。完了後にズレが生じていることに気が付いても、その分やり直しの費用がかかるだけでなく、開業までに時間も長くかかってしまいます。早めに気付くことができれば大幅なズレにならずに済むのです。

内装工事が完了し、引き渡しのときにも細かくチェックすることが必要です。アフターフォローがある施行業者もあるのですが、明らかに施行にミスがあった場合以外は有料になることもあり、業者によってはミスを認めないところもあるようです。そのため、引き渡しの際は小さな傷やへこみがないかなど細かく確認し、厳しい目で行いましょう。そこで発見できれば、その場で修正してもらえます。また、写真を撮って残しておくことも忘れずにしてください。

飲食店を開業する際には内装工事について詳しく知る必要があります。その後の経営にも大きく影響を与えるものなので、しっかりと必要事項を確認し、計画していくことが大切です。また、内装工事の費用は大幅にかかってくるので、内装業者を選出することから見積書の確認、実際の工事過程や完了後の最終チェックなど自分の期待していたものと相違がないか細かく把握することも重要です。理想通りの内装を仕上げ、開業につなげるためにもきちんと行っていきましょう。

■関連ページ:飲食店内装工事にかかる費用と坪単価
■関連ページ:飲食店の内装をDIYで仕上げるメリット

無料会員登録で未公開物件をメールで受け取る


Written by 飲食店の居抜き物件なら!居抜き店舗ABC
物件のご紹介はもちろん開業までをサポートいたします!


簡単30秒で会員登録完了!

飲食店、物販、テイクアウトなどの店舗物件をご紹介します!

記事に登録されているタグ

Copyright © 居抜き店舗ABC, All Rights Reserved.